おっさんニートの幸福論

30歳で起業したものの、働くことに飽きてしまったおっさんのブログです。ニートですが幸せに生きてます。

自己紹介 ~塾講師編~

みなさんこんにちは。

ニートの二宮です。

 

暑い日が続きますね。ここまで日の光が強いと恨めしく感じてしまいますが

日光を浴びるとセロトニンという幸福ホルモンが出るんだそうです。

 

『太陽の野郎!今日もあっちーな!』

ではなく

『あぁ、いま日光を浴びることによって幸福ホルモンが出ている。ありがとう太陽!』

と考えれば、この暑さも心地よく感じるかもしれません。

まぁニートの戯言なんですけどね笑

 

前回に引き続き、今日も自己紹介を書かせていただければと思います。

お付き合いいただけますと幸いです。

 

まだお読みでない方は、こちらもぜひどうぞ。

ossan-neet.hatenablog.com

ossan-neet.hatenablog.com

 

教員採用試験に落ちた私は、自分のプライドと体面を保つために塾講師としての一歩を踏み出します。

人にものを教えることも好きだし、子どもとの接し方にも自信があったので

『まぁなんだかんだでうまくいくやろ』と楽観的に考えていたのですが、入社後に仕事内容を聞いて絶望します。

そもそも、塾講師としての採用というよりは営業としての採用だったんですね。

その内容はお客様の家に訪問して『塾の体験授業うけませんかー?』と営業をかけ、教室まで連れてくることでした。

いわゆる訪問販売というやつですね。

 

これがしんどい。

物を売るわけではなくて無料の体験授業でしたので、ほかの他の訪販の方からするとだいぶぬるい仕事だったのですが、個人的にはすごいしんどかったですね。

ここで何件か契約を取るまでは試用期間で、規定数を超えれば晴れて正社員という感じでした。

訪販のスキルなんかなかったですし、サボってばかりでしたが、運よく正社員として潜り込むことに成功します。

 

これで晴れて塾講師になったわけですが、仕事は講師というよりスクールマネージャーみたいな感じでした。

塾の形態が個別指導(1対1~1対3ぐらいで教えるスタイルです)でしたので、社員が授業をやっている余裕はなく、授業はアルバイトの講師にしてもらってる感じだったんですね。

授業のノウハウも良くわからないまま教室長になってしまったので、最初の1年は苦労しましたが

1年やればそれなりに要領も得るものです。

 

2年目ぐらいからは不思議と仕事が楽しくなってきたんですよね。

 

ある程度の数字を上げることもでき、3年目にはエリア長として複数教室を計7教室を管轄することになります(昇進が早いのはブラックの常ですね笑)

 

この頃になると、自分の信念というか仕事に対するポリシーみたいなものが生まれてきました。そして信念と会社からの指示の乖離に苦しむことになります。

 

というのも学習塾って結構えげつない商売方法なんですよね。

月謝を払うのは保護者ですが、実際にサービスを享受するのは生徒ですので、保護者からは価格に対して正当なサービスなのかを判断しづらいんです。

その弱みに付け込んで保護者の不安を煽り、追加で夏期講習会の料金をせびるような塾だったんですね。

夏期講習や冬期講習を勧める際に保護者と面談をするのですが、これが本当に嫌でした。自分の本心では必要ないと思っている追加授業を勧めなければいけないわけですからね。

 

ここらへんで独立して自分の塾をつくったほうがうまくいくんじゃないか?と思い始めます。

教室長、エリア長の仕事をする中で教室運営のノウハウは揃ってましたし、おおよその経費や損益分岐点、イニシャルコストなんかも把握できていましたので、『今やってることを起業してやったら、絶対今より稼げる!』みたいな無駄な自信を持っていました笑

 

勢いそのままに仲のいい講師を何人か引き抜き、30歳で起業することになります。

今思えば、これは本当に英断でした。

私はたまたま運よくそこそこの成功を手にしましたが、失敗しても起業していたほうがよかっただろうと思います。

 

塾講師をやってみて思ったことは

『仕事はいきなり好きにはなれないけど、時間がたてば好きになるかも』

ということです。

 

『好きなことを仕事にしよう』みたいなフレーズをよく聞く昨今ですが

自分が好きだと思い込んでいるだけで実際はそうでもなかったり、逆に苦手だと思い込んでいるだけで実は好きなこともあるのだと思います。

 

『私は〇〇するの苦手だから…』と思い込みで蓋をしているのなら、そんなにもったいないことはありません。

『〇〇は苦手だけど、ちょっとやってみようかな…』と考えることができれば、あなたの新しい才能に気づくことができるかもしれません。

 

もちろん『やっぱり苦手でした!』なんてこともあると思いますので、無理だけはしないようにしてくださいね!

 

お付き合い頂き、ありがとうございました。